メンバー紹介
京都の声隊で活動するRちゃんは、東京・京都・沖縄のメンバーが集まるコンサートの楽屋で小さいメンバーにいつも気を配ってお世話してくれています。そんな心優しいお姉さん、Rちゃんにインタビューしました。
歌っている時はどんな気持ちですか?
力が抜けて、喉がすっきりして、気持ちよくなります。
あなたにとってホワイトハンドコーラスNIPPONはどんな場所ですか?
元気になる場所、チャレンジできる場所。
ウィーン公演で実現したいこと、世界の人に伝えたいことは何ですか?
世界中の人に、今までの1番を見てほしい。
知的障害者である娘は、記憶することがとっても苦手です。短期記憶も長期記憶も苦手です。一度に沢山のことを頼まれても頭がいっぱいになってしまいます。
一方、音楽は大好きです。苦手な文章も歌になるとなぜか憶えられるのです。一度憶えた歌は、長い間、忘れないでおくことが難しいので、聞いたり歌ったりを何度も何度も繰り返します。
初めての大きな舞台は東京。新国立劇場でのオペラ出演でした。東京?えー!大都会東京で、見た事ないほど沢山の人の前で唄う?新国立劇場に障害者が初めて舞台に立つなんて!我が子が?!とんでもない事でした。だって我が子は障害者なんです。きれいごとだけでは済まされないこれまでの日々。心配事で頭の中がいっぱいになりました。色んな子育て本や発達の講習や医師からの指導。その通りにいかない事ばかり。
そんな毎日の中、生活範囲から出る!なんて事は、とてもとても勇気がいる事でした。
オペラ出演で、ひと月お世話になったホームステイ先はご家族のように暖かく迎えて下さり、とっても楽しく過ごせた大都会での生活。何より公演が大成功で、高い評価をいただけた事。その後の京都公演やNHKみんなのうた収録など、経験を重ねる度、どんどんと自信に満ち溢れた表情にかわっていく娘の成長。それはとてもとても眩しいものでした。
その娘が、今度はウィーンへ!!!
もちろん本人は意気揚々と二つ返事です。今回のウィーンでの舞台が障害者にとって大変意味があるということをどれだけ本人が理解しているのはわかりません。成功することしかイメージが持てない娘、そしていつしか未知への挑戦が必ず成功する!と親の私達も確信し、親子共々成長させていただいていることに気づきます。
枠を決めているのは大人です。
この活動が社会アクションであることの意味をしっかりと背負い、皆様からのご支援を花開かせることができるよう、親の私達は今後もホワイトハンドコーラスNIPPONの活動を微力ながら支えて参ります。
ZERO PROJECT AWARD受賞
KIDS DESIGN賞 受賞
子どもの創造性と未来を拓く
デザイン部門
子どもの
コーラス参加
92人
公演を
鑑賞した観客
15,448人
来場者満足度
95%