長年の大学における教員養成（幼小中高）の経験を活かし、2022年4月よりアカデミックディレクターとして関わり、東京を中心に練習のサポートを行っている。
専門は日本の音楽教育史。博士（教育学）。

ホワイトハンドコーラスNIPPONの傑出した点は、障害のある無しに関わらずすべての子ども達を無償で受け入れている点です。
ここでは子ども達はお互いの意見を尊重しながらも自分自身の表現を追い求めている姿を見ることができます。

講師の先生方は皆さん、各分野の第一線で活躍中の芸術家ですが、子ども達には丁寧に向き合い、何一つ否定することなく温かく彼らの表現を受け入れ、適切なアドバイスを行っています。こうしてできあがった表現は、もはや芸術作品としか言いようのないものです。実は私自身もはじめて見学した時に、子ども達の歌を聴き、手歌による表現に触れ、一瞬にしてWHCNの虜にされてしまいました。白い手袋をはめた手から紡ぎ出される動きを見ていると世界にこのように美しい音楽の表現があったのかという思いも抱きました。まさに音楽はすべての人々のためにあるということを実感しています。

百聞は一見にしかず、皆様もぜひ一度、練習を見学にいらしてください。