東京音楽大学で学び、同大学研究生を修了。
2003~12年NHK東京児童合唱団常任指揮者を務め、その演奏活動の目ざましい向上は各方面から高い評価を得る。全国各地に於いて合唱指導に携わり、各種合唱コンクールの審査、講習会等の講師を務める。桐朋学園大学音楽学部講師。

もう何年も前にベネズエラからやって来たエル・システマの東京公演を鑑賞した際、ホワイトハンドコーラスという表現（演奏）のあり方に初めて触れ、衝撃と感動を受けました。時は流れ、2023年からホワイトハンドコーラスNIPPONの活動に携われるご縁を頂き、大変嬉しく思っています！
私は普段、合唱の指導が専門で、いろんな人たちとどうしたら素敵な音楽を創れるか、あれやこれやと考えています。
合唱はまさに、他者と「唱（うた）を合わせる」作業ですが、それは同時に自分と他者の違いに気付くことでもあます。この積み重ねは、一人ひとりが独立した「個」として自由に歩んでいく人になるための大切な道程でもあると思うことがあります。
ホワイトハンドコーラスNIPPONには、様々な個性や境遇を持った若い人たちが大勢います。そんな彼らが、自分と他者の違いを認め受け入れ作り出す音楽世界には、眩いばかりのエネルギーと無限の可能性を感じます。
私も彼らの溢れるエネルギーに触れて元気をもらい、彼らの音楽世界がより一層広がって行くように精一杯お手伝いしたいと思います！